看護師は患者の生命を預かる重要な仕事であるため、時として激務を伴うケースがある。若いうちは体力があるので問題ないかもしれないが、齢を重ねると無理がきかなくなり、これまでのように働き続けることが難しくなる場合もあるだろう。看護師の仕事は好きだが、今の職場で働き続けるのはしんどいと感じるようになったら、転職して働く環境を変えてみるというのも一つの方法だ。

働く環境を変えるために転職しても、転職後の職場も同様の環境であるのであれば意味がない。そのため、転職先の労働環境が自分の希望する条件を満たしているかどうかは、まず最初にチェックしなければならない重要なポイントといえる。例えば小さい子供がいて夜勤は避けたいというのであれば、夜間は開業していない皮膚科や眼科などのクリニックを中心に転職活動をしてみるとよいだろう。手術のようにハードな仕事は難しいものの、なるべく患者に寄り添える職場がよいというのであれば、心療内科のような職場に転職してみる方法もある。

一方、より自分を鍛えられるハードな環境で働きたいという場合にも、転職は有効な手段になる。例えば、より過酷な病気と闘っている患者をサポートしたいということであれば、脳外科や神経外科がおすすめだ。常に働いていたいという場合は、救命病棟に転職するのもよいだろう。

このように、自分の希望する職場に転職できれば、仕事へのモチベーションもより一層高まるはずだ。